汐見稔幸さんが語るこれからの子育てとは(まとめ)

Eテレのすくすく子育てにもたくさん出演し、現在日本の教育改革の真っただ中にいる汐見稔幸さんの講演会をまとめました。幼児期の子育ての重要性が注目されてきた今、子育てに励みながら悩むママたちに、少しでも読んでもらいたいです。

子どものチカラ③企画・アイデア力をつけるには

 「知識を実践に活かせる力」

「アイデアを出して対応できる力」

が大切なのはよく分かりました。

 

ではこれらは、

 どこで身に着けられるのでしょうか。

 

③-Ⅱ 知識→実践力を養うには?

 

これらは、幼児期の遊びから

養われてきます

 

遊びの工夫、仕事の工夫

する中で、身についていくのです。

 

だから子供たちに、

工夫できる遊びをさせてあげてください

 

例えばカブトムシの飼育もいいです。

こうやったら死んじゃった、

これがダメだったのかな。

次はこうしてみよう、とか。

 

「遊んだら片付けなさい」とかじゃなく、

(それも大事だけれど、それだけでなく)

子供たちが工夫できる遊びを。

 

それが、

企画、アイデアを、

たくさん提案できる力につながりますから。

 

つづく

 

 

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子どものチカラ③世界が注目する企画・アイデア力

3つめのチカラは、

企画・アイデアにつながる力です。

 

さて、日本はまだまだ教育改革が

遅れていますが、

世界のほとんどの先進国は

高校無償化が行われています。

 

3歳以降の保育・幼児教育も

無償化が進んでいます。

 

この流れを受けて、

日本も教育にお金を注ごう

となってきました。

 

③-Ⅰ 知識を実践へ移せる力を

 

ヨーロッパでは、

✖ 知識のみ

〇 知識→実践へ

という教育が進められています。

知識だけで終わるのではなく、

「知識を実践へ移せる知性」

変えていこうというのです。

 

実際、自分たちにも心当たりありませんか?

「1192年(いい国作ろう)鎌倉幕府!」

覚えましたよね?

何に使ったでしょうか?

 

やってみて、実践して初めて

わかった事になるんです。

 

そしてこの知識→実践の力は、

幼児期から育てるものなのです。

 

そのため

ヨーロッパでは

3歳以降の保育・幼児教育の

無償化が進んでいるんです。

 

日本とは違いますよね。

だから日本も力を入れよう!と

なっているわけです。

 

直面するほとんどは、

・答えの見つかっていない問題

・答えが一通りでない問題

です。

 

これらの問題に、

「アイデアを出して対応できる知性」

が求められる。

 

知識だけの学力ではなく、

日本もそういう学力に変えるのです。

 

この知識→実践力はどう養うのでしょう。

 

つづく

 

 

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対等な会話じゃなくて尋問だったかも?

 

幼稚園に行きだした頃、

幼稚園の様子が知りたくて、

帰ってきた息子に「今日は何してきたの?」と

聞いていました。

 

息子はよく答え、私も喜びました。

 

が、その後の保護者会で知ったのですが、

ほぼ、「嘘」だったのです。(衝撃でした!!!)

 

嘘というか、作り話、かな。

 

最初の幼稚園は、

トイレ、荷物の整理、でほぼ一日が終わる。

息子は、私が喜ぶような答えを

毎日考えていてくれたようでした。

 

それから、「何したの?」て聞くのは

やめています。

たまに会話の流れで聞くことはありますが。。

 

無理させちゃったな、と反省もしてます。

 

聞きたいけど!!

我慢。

なんなら旦那にも、

今日どうだったの?とか聞いちゃう私。

 

それも、我慢!!

 

ききたいよーーーーー!

 

子供のチカラ②コミュニケーション力を育てる方法

 

 勝手にコミュニケーション力が

育たない環境で、

人間関係力をつけるには

どうしたらいいのでしょうか。

 

②人間関係力を養おう

 

まず、家庭で対等に会話してください。

「今日、どうだったの?」

「何してきたの?」

これは会話じゃない。尋問です。

尋問されて、自分なら話したくなるでしょうか??

 

 

「お母さん今日買い物にいって、

こんなことがあってね、笑っちゃったよ」

と言ってみたらどうでしょう。

「俺は学校でこんなことがあってさ」

と話してくれるかもしれません。

 

大切なのは、子供たちが、自分でが話す、

喋りたくなるようにしてあげることです。

 

会話は、4打数1安打で

会話は4打数1安打を意識するといいです。

「KKKH」です。

(野球では、Kは3振、Hはヒットだそう)

K:聞く

K:共感する

K:考えさせる

H:励ます

 

例えば、出かける際に

子供が嫌だとぐずった場合を考えます。

 

K:今〇〇してるから嫌だ!

K:そっか、そうだよね。

K:でも今出発しないと間に合わないんだ。

  どうしたらいいかな?

H:ありがとう!続きは帰ってきたらやろうね。

 

大事なのは、

決して、結論を押し付けないこと

 

こうするべきだったね、とか。

喋りたくなくなってしまうかもしれません。

 

そして、子どものいいところを20個

挙げてみてください。

10個くらいはみんな簡単に挙げられますが、

20個あげるのは結構大変なんです。

 

 

つづく

 

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子供のチカラ②コミュニケーション力が育たない時代?

次に大事な力として汐見先生が挙げたのが、

人間関係力です。

 

前の記事にあったとおり、

子供たちは群れて遊ぶ中で、

自然と人間関係を処理する力を身に着けてきました。

 

しかし、その時代は終わりました。

 

みんなで遊ぶことが大事

協働することが大事だったのです。

 

直接触れ合う機会が減り、

訓練する機会が減っている今、

人間関係が苦手になってしまいます。

 

では、自然と培えなくなった人間関係力は、

どう養っていったらいいでしょうか。

 

 つづく

 

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感性かぁ~

長男の感性、育んでこられたかな。

 

目はもっと大きく書いたら?

次は耳だよ、耳書いて。

手そんなところについてる?

正解に導いてしまった気がします。

 

そっか。

彼らしい絵でよかったのかもしれない。

 

手作り力についてはね、

育んでこられた気がします。

 

長男は、何でもすぐに「作る!」ていう。

最近、ガチャガチャをやらせてあげなかった時に、

じゃあつくればいっか!とかいって、

大好きな虫のガチャガチャを作ると言い出して。

 

こういう時、私はできる範囲で実現させる。

 

その結果、くじ引きみたいなガチャガチャ

(もはやガチャガチャじゃないし 笑)

になったけど、

それでも満足そうな顔をしてたし。

 

これは良かったのかな。

 

俺に作れないものはない!て言ってます 笑

びんぼーしょー!

 

子供のチカラ①手作り力・感性を育てる子育て

 これからますますICT化が進み、

車は自動運転、

考えるのはコンピューター

の時代がやってきます。

 

そのような時代に必要になるのは、

どんな力でしょうか?

 

①-Ⅰ 手作り力を養おう

 

 実は逆のチカラ、手作り力です

 

人類は手間暇かけたことに価値を見出だします

工夫したらできた!

そこに喜びを感じます。

 

すべてコンピューターがやってしまう状況に、

人類が喜びを感じるはずがない。

 

そんな時代が来たら、

必ず手作りに価値を見出すはずです。

 

だからこそ、

子供たちに、

手作りできるようにしてあげる。

 

大人になってから身に着ける事はできません。

幼児期から、手作りできる力を育んでいく

夕飯、いっぱいお手伝いしてもらってください。

 

①-Ⅱ 手作り力を養おう

 

すべてコンピューターがこなす時代が

やってきたとしても、

コンピューターに感情はありません。

 

でも人間は、感情がまず先にくる生き物です。

あ、これキレイだなーとか

なんか好きだな、とか。

 

だからこそ、感性の豊かな人

感情を処理する力のある人

が活躍するんです。

 

その感性をデザインや表現などに活かして

コンピュータを使う。そういう人。

 

コンピューターをどう使うか。

どう仕事させるか。

 

子供たちの 感性を育んでください。

 

人と違っていい。

あなたらしい感性でいいの。

あなたらしい絵でいいの。

感性を育てる事が大事です。

 

 

つづく

 

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