汐見稔幸さんが語るこれからの子育てとは(まとめ)

Eテレのすくすく子育てにもたくさん出演し、現在日本の教育改革の真っただ中にいる汐見稔幸さんの講演会をまとめました。幼児期の子育ての重要性が注目されてきた今、子育てに励みながら悩むママたちに、少しでも読んでもらいたいです。

今の子育てはキレて当たり前

今の親はキレやすいとか言われるけれど、

汐見さん曰く、

それは当たりなんだそうです。

 

子育て環境の変化

 

朝から夜まで、母親が子供を見るのは、

人類の歴史の中で初めてのこと

 

昔はみんな百姓だったので、子供たちは放置だった。

(私の母親も赤ちゃんの頃、

農作業中は柱に縛り付けられていたそうです)

遊具もなく、子供たちは草原や家の周りで一日中遊ぶ。

群れて遊ぶ。

 

穴を掘ってみたり、物を曲げてみたり、

頭を使い、工夫する。

遊びは作り出すもの、発展させるもの、挑むものだった

 

生み出す力、工夫する力、人間関係を処理する力は

その中で勝手に養われていった。

(また、家事や仕事の手伝いをするのも当たり前で、

そこでも頭を使い考えたそうですが)

 

今は、大人の過ごしやすいになった一方、

子供を育てにくい社会になった

 

家の一歩外では、車が走っていて、

幼児を一人で遊びに出すことなんてできない。

 

昔は放っといて養えた「生み出す力、工夫する力」は、

今や母親が養わなければならない。

 

一番大事な、人間関係を処理する力、社会性すらも。

群れるから、律する力がつく。

母親一人でこれを全部なんて、

相当難しいですよね。

 

こんなもん一人で背負ってたら、

キレやすくて当たり前なんです。

 

f:id:qokayu:20170915233450p:plainもう1回書いちゃう。

 

こんなもん一人で背負ってたら、

キレやすくて当たり前なんです。

 

「こんなにやってるのに、

なんでちゃんとやらないの?」て

なるから。

子どもに当たってしまう。

 

でも子供は、

期待に応えたいわけじゃない。

やりたいことをしたいだけ。

 

 

 

つづく

 

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