今の子育てはキレて当たり前
今の親はキレやすいとか言われるけれど、
汐見さん曰く、
それは当たりなんだそうです。
子育て環境の変化
朝から夜まで、母親が子供を見るのは、
人類の歴史の中で初めてのこと。
昔はみんな百姓だったので、子供たちは放置だった。
(私の母親も赤ちゃんの頃、
農作業中は柱に縛り付けられていたそうです)
→遊具もなく、子供たちは草原や家の周りで一日中遊ぶ。
群れて遊ぶ。
穴を掘ってみたり、物を曲げてみたり、
頭を使い、工夫する。
遊びは作り出すもの、発展させるもの、挑むものだった。
生み出す力、工夫する力、人間関係を処理する力は
その中で勝手に養われていった。
(また、家事や仕事の手伝いをするのも当たり前で、
そこでも頭を使い考えたそうですが)
今は、大人の過ごしやすいになった一方、
子供を育てにくい社会になった
家の一歩外では、車が走っていて、
幼児を一人で遊びに出すことなんてできない。
昔は放っといて養えた「生み出す力、工夫する力」は、
今や母親が養わなければならない。
一番大事な、人間関係を処理する力、社会性すらも。
群れるから、律する力がつく。
母親一人でこれを全部なんて、
相当難しいですよね。
こんなもん一人で背負ってたら、
キレやすくて当たり前なんです。
もう1回書いちゃう。
こんなもん一人で背負ってたら、
キレやすくて当たり前なんです。
「こんなにやってるのに、
なんでちゃんとやらないの?」て
なるから。
子どもに当たってしまう。
でも子供は、
期待に応えたいわけじゃない。
やりたいことをしたいだけ。
つづく